セルロース繊維(木材パルプやコットンリンターの繊維)を溶液で溶かして、またもとにもどして繊維にしたもの。代表的な繊維として、レーヨン、ポリノジックレーヨン、リヨセル、テンセル、キュプラがある。石油を原料にせず、セルロース繊維を一度溶液で溶かしてまた繊維にするので合成繊維ではなく再生繊維と呼ばれる。
レーヨン及びポリノジックレーヨンは苛性ソーダ二硫化炭素溶液で木材パルプを溶かして、糸にする。リヨセル、テンセルは有機溶液を使用する。キュプラは銅アンモニア溶液を使用し、コットンリンターを溶かして糸にしている。
生産の歴史としてはキュプラが最も古く、次により安価な再生繊維が求められてレーヨンが考案された。リヨセル、テンセルが最も新しく、日本に流通しだしたのは1990年代になってから。
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