汗臭、体臭の主要臭気成分であるアンモニア、酢酸、イソ吉草酸を消臭する加工剤を繊維に浸透させる加工。さらに加齢臭の臭気成分であるノネナールを消臭する機能を含ませる事もある。
まずナノテクノロジーを用いて繊維の隅々まで加工剤を浸透させる。浸透した加工剤は下記の2つメカニズムで消臭する。
- 加工剤の多孔質分子の孔に臭い分子を吸い込ませる物理的吸着によって消臭する。吸着された臭い分子は洗濯で洗い流される
- 臭い分子を消臭分子と化学結合させるイオン交換反応により無臭化させる
現在の消臭加工は洗濯30回程度では消臭能力は著しく落ちる事はない。また上記のようにナノテクを使用していて加工剤を分子レベルで細かく切り刻んで繊維の分子内に浸透させているので、繊維の風合いが硬くなる事も少ない。
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