セルロース繊維(綿や麻)の風合いを柔らかくする目的で、セルラーゼ酵素を使用してセルロースを分解して数パーセントの減量(糸をやせさせる)する加工のこと。セルロースの分解のレベルをもっと下げて、生地表面の毛羽のみを酵素に食べさせることで、毛羽の少ない光沢のある生地を作る目的で使用する事もある。
セルロースの分解の比率を上げ過ぎると、繊維の劣化が大きくなるので生地の強度の低下が大きくなるので注意が必要。
綿の表面についているペクチン質は染色を阻害するので通常アルカリで精錬するが、エコの観点からペクチナーゼ酵素を用いてペクチンを分解する精錬方法もある。これもバイオ加工の一種といえる。
その他、シルクの精錬においてセリシンを分解するためにタンパク質分解酵素を極稀に使用する事がある。
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