商業的に栽培されている綿の品種は3つある。すなわちアルボレウム、ヒルスツム、バルバデンセの3品種。アルボレウムはデシ綿と呼ばれ繊維長が短く、手紡ぎ用もしくはふとん綿として使用される。ヒルスツムは世界中の綿花の9割を占める生産高でアップランド綿と呼ばれる。バルバデンセは超長綿。
綿の品種 | 産地や特色 |
アルボレウム | デシ綿と呼ばれる、インド北部、パキスタン、ビルマ等で生産される。繊維長が短く、工業品として紡績糸には出来ない。手紡ぎの糸や布団の綿の原料として使用される。 |
ヒルスツム | アップランド綿と呼ばれる。世界中で栽培されていて、全綿花生産量の9割を占める。アメリカのサンフォーキン綿、オーストラリア綿、中国綿、インド綿、パキスタン綿などほとんどがこのアップランド綿。 |
バルバデンセ | 超長綿のこと。海島綿(シーアイランドコットン)、エジプト綿、インドのスヴィン、中国新疆ウイグル146綿(新疆の綿すべてが超長綿ではない)、ペルー綿の一部、アメリカのスーピマなどがある。 |
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