綿繊維を引っぱりながら苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)水溶液に浸ける加工。シルクの様な光沢が出る事からシルケット加工と称されている。マーゼライズ(シルケット)加工により、綿繊維に次の効果が付与される。この加工には糸状で、苛性ソーダに浸す場合と織物や編み物にしてから浸す場合がある。
- 断面積が丸くなり、光沢が出る
- しわになりにくくなる
- 染料の吸収量が増える。濃く染まる
- 強くなる
レディスウェアなどで光沢とビビッドな色目が要求されるときシルケット加工が広く用いられる。逆にマットで自然な風合いが求められるカジュアルウェアには使用されない場合が多い。Tシャツ素材にこのシルケット加工が施される事はほとんどない。ミセス、シニア向けの光沢のあるTシャツに一部使用される。
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